漆喰の仕上げパターン〜ツルツル真っ白だけじゃなかった!漆喰の多彩な表現力とは〜
こんにちは!しっくい娘です。
今回は漆喰の仕上げ(パターン)について。
みなさん、「しっくい」と聞いて思い浮かべるのは、
お城や古い町並みで見かける蔵などの真っ白でツルツルな壁ですか?
それとも最近おしゃれなカフェなんかで見かける、
模様の入って少し凸凹もあるようなパターン仕上げの壁ですか?
一言に「しっくい」と言っても、
調合や加える顔料、そして何と言っても職人さんの手腕で
仕上がりは無限に存在します!
そういう仕上げパターンは専門のデザイン書には掲載されているのですが、
web上だと案外その多彩な表現をまとめて紹介しているところってないんですよね。
せっかく「しっくい」までたどり着いたのに、その奥深さに触れられないなんて勿体無い!!!
そこでこれから新築を建てるという方、リフォームを考えているという方に、
漆喰のもつ多彩な表現力についてご紹介したい思っています。
事例を見ながら、「えっこれもしっくい!?」「こんなこともできるの!?」と、
ぜひご自宅への施工イメージを膨らませてください🎵
主に左官職人による仕上げですが、DIY漆喰を考えている方も参考になると思います!
その1:本漆喰仕上げ
まずはこれぞしっくいという感じ。
しっくいには、その耐久性や防火・耐火性能から日本では古くから外装に用いられてきた歴史があります。
時が流れても伝統建築を守り続ける壁。
なんだか特殊な建材のように感じますが、この大阪城に採用されたしっくいの製造元からなんとDIY用のしっくいも発売されています!
お城と同じ品質の壁が自宅で自分で塗れると思うと…魅力的ですよね。
【DIY漆喰】NURI2(ぬりぬり)~100%オーガニック家庭用漆喰~
その2:漆喰磨き(しっくいみがき)仕上げ
ザラザラでもツルツルでもなく、ピカピカの漆喰。
磨き仕上げという、職人技が光る仕上げ方です。
写真(下)は黒いものですが、朱色やもちろん定番の白でも。
とても手間暇のかかる仕上げでコストもかかりますが、最終的には鏡のように顔も映り込むほど平滑で美しく、塗り壁ならではの奥深さも兼ね備えます。
内装の一部分だけでもこういう仕上げを持ってくると、何年経っても惚れ惚れし、来客した人にも自慢したくなっちゃうと思います。
ただ、こんな仕事ができるのは全国でも限られた職人さんだけ。
もし興味のある方がいれば、お気軽にコメントくださいね。
続きの仕上げはまた次のブログにて。。
お楽しみに!